近年、これまで以上に地球環境についての懸念が広がり、エネルギーについての議論・取り組みが行われるようになってきていますよね。

そうした中で、再生可能エネルギー・クリーンエネルギーへの注目度が高まってきていますが、小牧市では、地元の企業とともに、廃棄物などを利用したバイオガス発電の環境整備を進めていくことを発表して話題となっています。 バイオガス発電は、食品廃棄物・下水道・汚水などの有機ゴミを発酵させて可燃性のバイオガスを取り出し、そのバイオガスでガスエンジン発電機を回す仕組み。利用するのはもともと廃棄物で、バイオ原料の残りも肥料などとして2次利用できるということで注目が高まっている発電法です。

「環境都市宣言」を策定している小牧市は、以前から東京の「アーキアエナジー」と協力してバイオガス発電所の建設を行ってきましたが、昨年12月には地元でリサイクル事業に取り組む企業「バイオス小牧」も含めた3社で「バイオガス発電施設の整備等に関する協定書」を締結。

小牧市でのバイオガスエネルギー事業をさらに推し進め、愛知県でのモデルケースとなることを目指しています。

昨年7月は、総工費35億円をかけた「小牧バイオガス発電所」の建設が決定し、今年中に着工、来年7月から発電開始を予定しているということ。

小牧市や周辺の人にとってはライフラインに関わる重要なことですし、日本や世界のエネルギーのこれからに関する重要な取り組みにもなるでしょうから、みなさん注目してくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部