「せんべろ」という言葉をご存知ですか？「1,000円でベロベロに酔える」飲食店のことで、1,000円あればお酒とおつまみを食べられるお店という意味で使われます。

「ちょい飲み」需要が増えていく中で、こうしたせんべろ居酒屋も増えていますし、そうしたお店が集まって地域経済を支えている街なんかもあったりしますが、そんなせんべろ居酒屋が多く営業する沖縄県那覇市の商店街では、新たに「なはまちなか飲食業組合」という飲食店の組合が結成されました。 那覇市の牧志地区には、近年せんべろブームの高まりがあって飲食店が一気に増えたといいます。

お店が増えて賑わうのはいいことですが、来客が増え、町が雑多な雰囲気になるにつれて、治安も悪化。特に昨年ごろからお客さんの絡むトラブルが増えてきていたのだといいます。

この地域には元々は飲食店が少なく、夜に営業していたお店も少なかったため、町の様子の急激な変化に対応する必要が生まれてきました。そこで、ここ数年出店をおこなってきた地域の飲食店の経営者らが組合を結成。5月に組合を発足して、来年度中の法人化を目指しているそうです。

せっかく活気がでてきているのに、それが地域の人たちにとって迷惑なものになるのは嫌ですし、新しくできた店のせいで治安が悪くなったと思われるのもやっぱりつらいものですもんね。

みなさんも旅行で那覇に行くことは多いと思いますが、その際には是非マナーには気をつけてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部