ホーム TOP > フォルダ 都道府県 > フォルダ 愛知 > フォルダ 豊橋

2018.06.21.

豊橋で生まれた弱々しいロボット?!


(2018年3月21日に書かれたコラムです)

現在、日本はもちろん世界中で新たなテクノロジーが次々と開発され、進化を遂げていく中で、私たちに身近なものといえば、やはりロボットではないでしょうか?

世の中には、様々なロボットがありますが、最近ではコミュニケーションロボットやペットロボットなど、実用性以外の部分を進化させたロボットも多数登場してきています。

ロボットというと心のない機械というイメージがある中、そうしたロボットの分野でも人間と同じようなコミュニケーションや共感を重視したものが開発されるようになっているわけですが、愛知県豊橋市の豊橋技術科学大学の研究室が開発する「iBones」が現在大きな注目を集めているのだそうですよ。
情報元ソース:ITmedia NEWS おどおどしながらティッシュを渡す「iBones」 少ない動きの、言葉を超えた表現力
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1701/19/news097.html
このiBonesは、豊橋技術科学大学のICD-Labという研究室が2013年に開発したロボットで、ティッシュ配りをするロボットなのですが、その動きはモジモジしたような動きで、かなり頼りなさそう…なかなかうまく人にティッシュを渡すことができません。

その様子を見ていると、不思議と手伝ってあげたい気持ちになって、最終的には人の力を借りて目的を果たします。正直、実用性という意味ではかなり頼りないロボットとなっています。

ICD-Labは、10年以上前から、こうした不完全で、1人では目的を達成できないロボット「弱いロボット」の開発と研究を行っていて、iBonesのほかにも、ごみ箱型ロボットでありながら、自分ではごみを回収できず、ごみがあることを人に知らせる「Sociable Trash Box」などの作品を生み出してきました。

こうした弱いロボットが何の役に立つのかと思う人も多いと思うのですが、ICD-Labでは、こうした不完全なロボットがあるときに手を差し伸べようとする人間の行動に注目し、これからの人間とロボットの共生を考える際のヒントが得られるのではないかと、こうした弱いロボットの研究を進めているのだそうです。

数多くの論文や書籍も発表されていますし、今ではインターネットなどでも情報がたくさん手に入るので、皆さん是非1度チェックしてみてくださいね。


 執筆:街コミNAVI編集部