



2018.06.26.
高田短期大学と中勢農林組合が津の木を使って遊具作り
(2018年3月21日に書かれたコラムです)
近年、テクノロジーが発達し、私たちの生活に電子機器が欠かせないものになってきていますが、そうした中で、逆に自然なものが改めて見直される流れも出てきていますよね。
その代表格が、やはり木材。
日本は森林大国ということで、木のぬくもりは私たち日本人には身近なものですし、木材を使ったプロダクトも今また新しく誕生し、それらを評価する「ウッドデザイン賞」という賞も国によって立ち上げられたりしています。
そうした中、三重県津市では、地元の大学と森林組合が協力して津市産の木材を使った遊具が完成して、注目を集めています。
情報元ソース:伊勢新聞
津の木使った遊具完成 高田短大と中勢森林組合連携 三重
http://www.isenp.co.jp/2018/03/15/15464/
今回このプロダクト製作を行ったのは、津市にある高田短期大学と、津市の森林組合・中勢森林組合。http://www.isenp.co.jp/2018/03/15/15464/
高田短期大学は1714年開学の真宗高田派本山の僧侶の研修道場を起源にもち、1966年に短期大学として創立した、歴史があり、地域とのゆかりも深い短期大学。保育や介護といった分野に強い学校となっています。
津市を含む中勢地域で活動する中勢農林組合と高田短期大学は、津市産木材の有効活用を産学で進めていこうと、昨年協定を締結し、活用のアイデアを学生から募っていました。
その中で採用された案が、津市産木材を使った遊具をつくるもの。最初に採用された遊具は3点で、学生のデザインをもとに開発が進められてきましたが、先日ようやくそれらが完成し、お披露目されました。
第1弾として完成した3点の遊具は「遊具の付いた間仕切り」「滑り台付きのジャングルジム」「木をかたどった棚」で、最初に完成したものは高田短大に寄贈され、校内の子育て広場に設置して活用されることになっています。
これから、製品化して生産を行い、保育施設などを中心に販売を行っていく予定ということです。個人が購入するものではないので身近でこれらのプロジェクトを感じることはあまりないかもしれませんが、これから様々な場面でこのプロジェクトの製品が使われるようになるかもしれませんから、津市の人は是非注目してみてくださいね。
執筆:街コミNAVI編集部