（2019年6月30日に書かれたコラムです）

静岡県掛川市からのニュースです。

地域に交流の場を作ろうと、掛川市内で活動するNPO法人「好きです掛川」が、6月29日に子ども食堂「青空わんぱくランチ」を掛川市営住宅原谷第2団地で開きました。

「好きです掛川」のメンバーが、訪れた地域の親子連れや高齢者たちに焼きそばを振る舞いました。 今回の子ども食堂「青空わんぱくランチ」では約100食を用意。子どもは1食100円が基本ですが、家の手伝いをしたという子どもには無料で提供したそうです。

今回の「青空わんぱくランチ」の告知は、民生委員を通じて地元掛川市内の母親たちに告知しただけでしたが、正午を過ぎると親子連れや小中学生、高齢者らが次々と訪れたそうです。

「好きです掛川」では今後も定期的にこの子ども食堂「青空わんぱくランチ」を開催していく予定とのこと。

掛川市社会福祉協議会によると、地元掛川市内の企業などから子ども食堂への協力や実施に関する相談が相次いでいるそうで、「好きです掛川」の代表は「子ども食堂の活動が広がっていくとうれしい」とコメントしています。

お手伝いをすればご飯を食べることができる、という仕組みは賛否両論生まれるような気がしますが、良いことをすれば自分に返ってくるという根本的な概念を植え付けるという意味では、良いのかもしれません。

最近地域社会の関係が希薄になっている場所も多い中、地元企業も参加して、交流の場を作ろうとする働きは貴重だと思います。

未来を背負う子どもたちを育て守るという意味でも、地域社会のつながりを生み出すこういう運動がもっと進められていけばいいのにと思いました。


 執筆：街コミNAVI編集部