（2019年9月29日に書かれたコラムです）

秋も深まり、食欲も増すこの季節。朝はパン派という方も多いと思いますが、みなさんは食パンは好きですか？

ここで三重県伊賀市から地元で話題の高級食パンのニュースをご紹介します。 三重県伊賀市にある「トルタロッソ製パン」が今月、「伊賀のおいしい水」を商品名にした高級食パンを、発売しました。

1本（2斤分）800円（税別）で、予約による1日50本の限定販売ですが、完売が続く人気だそうです。

このパンの正式名称は「伊賀のおいしい水を使った高級食パン」。

単身フランスに渡って経験を積み、大阪のホテル「ヒルトン大阪」の開業時のベーカリー責任者を務めたパン職人の高橋徹さんが厳選したカナダ産の小麦粉や国産バター、そして伊賀の水を使い、焼き上げてきます。

パン作りに「間違いなく関係している」と話すのは、工場の所在地の風土。使用する水は軟水で、地質は粘土層で保湿性が高いとのこと。

こういった土壌、水の条件はどちらもパン作りに適しており、新発売の高級食パンも「生地のきめが細かく、のど越しが良い。まず焼かず何もつけず、ちぎって食べてみて欲しい」と話しています。

現在「トルタロッソ製パン」では伊賀市内の店舗で170種類ほどのパンを製造。関東の外資系ホテルなどに卸したり、工場2階の直売所などで販売したりしています。

「伊賀のおいしい水を使った高級食パン」は、伊賀市内の直売所で扱っているそうですが、事前予約が必要となります。

水が良ければ、製品、食品が美味しく仕上がるのも頷けること。ぜひこの美味しい水と、美味しいパンの味を受け継いでいって欲しいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部