日本の文化というのは、伝統文化から近年のポップカルチャーまで、世界中で注目を集めています。着物や刀、武士といった日本の伝統に興味を持つ外国人は多いですが、そんな外国人から愛される日本の文化（？）の1つが、忍者です。

私たちも、実際に見たことはないし、想像するしかできませんが、よく知っていて親しみを持っているつもりになっている…そんな忍者。

そんな忍者に関して研究する国際的な拠点が、先日三重県伊賀市に誕生したのだそうです。 伊賀市といえば甲賀に並んで誰もが忍者の町として認知する街ですよね。

特に忍者のことには詳しくなくても、伊賀流、甲賀流という言葉くらいは聞いたことがある人がほとんどだと思います。そんな伊賀に7月1日に開設されたのが「国際忍者研究センター」です。

これは三重大学が地域創生への貢献も意識してオープンした研究拠点で、忍者をテーマにした資料を収集し、調査研究を行っていく予定となっています。

三重大学では地方創生をテーマに県内を中心に地域サテライトを積極的に新設していて、伊賀にも昨年11月伊賀サテライトが設置されていて、2月には国際忍者研究センターの設置が伊賀サテライトで発表されていました。

6月にはセンター設置を記念した講演会・シンポジウムも開催され、これから三重大学・大学院では忍者に関連する講義なども開設していく予定なのだそうです。

地域の大学が地域の活性化のために力を尽くすというのは今の時代とても必要とされているのを痛感しますね。忍者の研究といわれると伊賀の人だけでなくみんなが興味のあるテーマなので、研究成果を楽しみにしたいところです。


 執筆：街コミNAVI編集部