（2020年4月22日に書かれたコラムです）

世の中には様々な伝統行事がありますが、中には一風変わった内容のものあるようです。中でも稲沢で行われる「はだか祭」は祭りの名前からものわかる通り一風変わった伝統行事で、そんなはだか祭りが開催されたということで注目を集めているそうです。

こちらのはだか祭りが行われるのは稲沢にある「国府宮神社」で、その内容はというと毎年選ばれる"神男"を厄が落ちるということでさらしを巻いた数千人の男たちが殺到するというかなりユニークなものとなっているんです。 実はこちらの稲沢で話題の伝統行事は正式名称は「儺追神事」と呼ばれるもので、その歴史は1200年以上というとても歴史のある伝統行事なんです。

そのため、はだか祭で大勢に追いかけられることに「神男」を決定する儀式なども厳粛に行われ、「大鏡餅餅搗」や「庁舎神事」といった様々な儀式が行われてやっとメインとなるはだか祭が行われるというかなり大掛かりな行事なのだとか。さらに神男となる男性は祭りの3日前から神社に籠って身を清めるのだそうです。

一見、大勢の男性がサラシ一枚で押し合いへし合いをする様子ばかりがピックアップされがちですが、その歴史背景をしればとても伝統のある行事だということがわかるというのも面白いですね。

毎年行われているということですから1200年以上の歴史のある祭りをぜひ一度実際の目で見るために稲沢に足を運んでみるのもいいかもしれませんね。


 執筆：街コミNAVI編集部