焼き立てパンの香りはいつでも幸せな気持ちになるもの。

パン屋さんの前を通って焼き立ての香りが漂っていると、思わず入りたくなりますよね。パン屋さんで焼き立てのパンが出て来ると、買うつもりがなかったものも買ってしまったりします。そんな焼き立てパンが自分の好きなタイミングで購入できるなら、夢のようですよね。

実際に好きなタイミングで必要なものを予約して購入することが出来れば、フードロスにもつながりますし、コロナ禍の中、密を防ぐことも出来るのではないでしょうか。

岐阜県大垣市にあるパン屋「ベーカリーTSUKIAKARI」では、パンを予約注文するスマートフォン向け専門アプリを東海地区で初めて導入しました。 「ベーカリーTSUKIAKARI」は、昨年12月、オーナーの土屋さんが父親が大垣市内で経営していた鉄工所を改装して開いた店で、食パンやバゲット、菓子パンといった多彩なパンが並ぶお店です。

アプリは来店時間や品物を前日に指定できる仕組みで、待ち時間なく焼き立てのパンが買えるほか、店も見込み生産を減らせるため、廃棄処分、いわゆるフードロスが削減出来る利点があります。アプリは関東のベーカリーと協力して東京の会社が開発した「パンダベル」」で、待ち時間の削減で店内の滞在時間も短くなるため、コロナの感染防止も期待出来ます。

オーナーの土屋さんは「パンを通して、社会貢献が出来ないかと考えている。アプリで好きなパンを選びながら、親子で何気ない会話を楽しんでもらえるような使い方をしてもらえたら」とコメント。

アプリについては「導入初日から予約があり、反応も多い」とのことで、大垣市内のみならず近郊からもアクセスがあるようです。こういった利便性の高いアプリの活用が大垣市でのみならず全国でも広がっていって欲しいものです。

（2020年7月31日に書かれたコラムです）


 執筆：街コミNAVI編集部