現在、買い物難民という言葉を耳にすることが増えましたよね。

そうした近くにお店がない、移動手段がないという人たちのための施策を、各自治体、民間団体が進めている中、移動店舗や宅配事業の重要性が高まってきています。

実際にそうした移動店舗のビジネスや活動を展開する団体や企業も増えてきていますが、岐阜県大垣市では、なんと新しい「移動銀行」が活動を開始したということで話題となっています。 この移動型店舗「OKBサザンウィンド」の運用を開始したのは、大垣市の大垣共立銀行（OKB）

大垣共立銀行は平成12年に日本初の有人窓口を備えた移動銀行の運用を開始し、それ以降も続々新種の移動銀行を導入するなど、これまでにも移動型店舗のパイオニアとして注目されてきた銀行。

そのノウハウを使って開発された今回のサザンウィンドは、銀行機能を完全に備えながら、これまで以上に低コストと小型化を実現した次世代の移動銀行。

しかし、業界が注目しているのはその機体だけではありません。今回大垣共立銀行は、ファミリーマートとのコラボレーションを実現。サザンウィンドは各地域のファミリーマートを拠点として営業を進めていくそうです。

コンビニと移動銀行のコラボレーションは全国でも初の取り組みで、店舗数が多く、誰もが気軽に立ち寄れるコンビニと組んだことが大きな注目を集めています。

平日、土日も関係なく移動営業するこのサザンウィンドの活躍で、より便利に、誰もが利用できる銀行を目指しています。移動地域は大垣だけでなく、岐阜、愛知、三重で展開するということなので、特に東海地方の人は、その活躍に注目していてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部