昔ながらの多くの人に親しまれている豆菓子の中でも「雀の玉子」を知っているという人はどれくらいいるのでしょうか？

実は昔ながらのこの豆菓子は富田林生まれだということを知っている人はそれほど多くないかもしれません。 しかし、いまこの富田林で生まれた雀の玉子を使って業界を盛り上げようとしている動きがあるといことで話題となっているんです。

ちなみにこの昔ながらの豆菓子である雀の玉子は富田林にある「冨士屋製菓本舗」の看板商品として昔から人気があるのですが、なにもこの雀の玉子はこの冨士屋製菓本舗だけが生産しているわけではないようなんです。

他に似たような豆菓子は西日本では数多くあるそうで、その元をたどればなんと冨士屋製菓本舗がこの雀の玉子のレシピを伝授をしてくれただからなのだとか。

そのためにこの富田林生まれの豆菓子でつながっている企業感の結びつきは強いものなのだとか。

一つの豆菓子のレシピを通じて多くの店舗が繋がりをもち業界を盛り上げようと一丸となっていることを考えるとこの雀の玉子という豆菓子はただの豆菓子ととはいえないかもしれませんね。

香ばしい醤油の味付けのされたシンプルな製法で作られている雀の玉子はいまでもロングセラー商品として一日に400キロも生産されるほどの人気お菓子。

そんなよく見る身近な豆菓子を通じて多くの企業がつながっていることを考えるとなんだか感慨深いものありますね。

（2021年11月9日に書かれたコラムです）


 執筆：街コミNAVI編集部