各務原市特産のにんじん「各務原にんじん」を、ご存知でしょうか。

「各務原にんじん」は、鵜沼地区に広がる黒ぼく土壌で栽培されており、全国的にも珍しい二期作で、春と冬に収穫時期を迎えるにんじんです。

鮮やかな色合いと深い甘みが特徴の「各務原にんじん」は、素材の甘みを活かした、にんじんコロッケや蒸しパン、かき氷のシロップなど、様々は調理方法で食べられています。 また、各務原市内の飲食店では「各務原にんじん」を使用したご当地グルメ「金魚飯（きんぎょめし）」をはじめとした、和洋中の多種多様な人参のメニューが楽しめます。

「金魚飯」とは、にんじんの生産が盛んな岐阜県各務原市の鵜沼地区に伝わる郷土料理で、人参と椎茸、油揚げなどの入れた炊き込みご飯です。 炊き込みご飯の中のにんじんが、鮮やかな金魚のように見えることから「金魚飯」と呼ばれているのだとか。 昔から村のお祭りや会合などでよく食べられており、各務原市内では学校給食としても提供されています。

各務原市鵜沼西町にある飲食店「花の木」では、山菜、五目、海鮮など10種類以上の釜飯が提供されています。 地元で取れた各務原人参を使った「金魚めし釜めし」は、味付けから盛り付けまでにんじんが主役となった華やかな逸品です。

「各務原にんじん」で知られている岐阜県各務原市は、全国でも有数の航空機産業が栄えた街でもあるんです。 「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」などの観光地も多数あるので、観光がてら美味しいご当地にんじんグルメを堪能してみてはいかがでしょうか。


 執筆：街コミNAVI編集部