ゴールデンウィークを迎え本格的に春〜初夏の陽気となってきました。

どこかへ出かけてみたりしてみたくなりますし、全国各地で様々な催し物が開催されていますが 大垣市ではこの陽気にぴったりな、お祭り的なイベントとはまた違った催し物が開催されました。

それが「水の都おおがきたらい舟」です。 お椀に揺られる一寸法師のように、定員3名のたらいで大垣市街地の中心にある 大垣城の周りをぐるりと囲む外堀「水門川」を進んでいくというイベントです。

水門川周辺には桜が植えられていて、川の上はまるで桜のトンネルといった形になっていて 葉桜の中をたらいに乗って進んでいくのは想像するだけでも気持ちいいですよね。

豊かな湧き水に恵まれる大垣ですが、この水門川の水もほとんどが湧き水だそうで 水もとても澄んでいて、水面に映る緑も絶景なのだとか。

たらい舟のルーツは関ケ原の合戦にまでさかのぼります。

西軍の本拠地であった大垣城は東軍の猛攻を受け、その時城の守りを任されていた武将の一人が たらいで城を脱出したのが始まりなんだとか。

なお、このたらい舟の運航は4月16日〜5月5日の土日祝となっていて 今年はもう終わりの時期を迎えています。

ちなみに3月末から4月頭にかけては水上から桜を見ることができる 舟下り（こちらは通常の形の舟）も開催されています。

今年はもう乗ることはできませんが 興味のある方はぜひ来年の春には大垣を訪れてみてはいかがでしょうか。


 執筆：街コミNAVI編集部