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2016.07.06.

習志野でアオサを有効活用


近年では産学官連携の場に大学生のみならず高校生も参加したり、地域のために中高生が いろいろな取り組みをしたりと、高校生であっても、社会貢献を積極的にしていく事が 多くみられるようになりました。

千葉県習志野市では、地元の高校生が地域の抱える問題を解消するような 革新的な発見をして注目を集めています。
情報元ソース:千葉日報オンライン 迷惑「アオサ」有効活用へ 高校生がエタノール製造に成功 谷津干潟で夏場腐敗臭…
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160626-00010001-chibatopi-l12
その学校が習志野市にある、千葉県立津田沼高校の生物部です。

発見したのは、夏場に腐敗臭などの原因となるアオサを原料としたバイオエタノールが 生成できるかもしれないということです。

アオサはよく海岸などに打ち上げられている海藻の一種で、食用として養殖されている 種類もありますが、海などに生息しているものはそうした食用のものなどとは 別物だそうです。

海水の富栄養化などで大量繁殖してしまうと、漁の網にかかったり、堆積して腐敗し 悪臭を放ちます。

習志野市の谷津干潟では近年このアオサによる腐敗臭が問題となっていました。

そんな迷惑なアオサを社会に有効活用できるかもしれないこの技術。 バイオエタノールの原料として注目されているサツマイモ以上のエタノールを 発生させる可能性もあるそうで、これから更なる実験を重ね、本格的に実用化に向けて 動き出すようです。

アオサの問題に悩まされている場所は習志野に限らず 日本国内だけでなく世界にもあります。

この技術が確立されて実用化されれば、世界を驚かせることになるのは間違いありません。 今後の進展に要注目です。


 執筆:街コミNAVI編集部