今年もジメジメした梅雨がやってきていますが、皆さんは雨の日に持ったり使ったり するものにこだわりはありますか？なんとなくコンビニで買ったビニール傘や雨合羽を 使ったりしている人も多いと思いますが、雨具も日々進化を遂げているのを ご存知でしょうか？

昨年の夏終盤に発売され、この梅雨に非常に話題となっている傘が、愛知県春日井市の ユートレーディングコーポレーションの開発した「GAXアンブレラ」です。 この傘、開き方と閉じ方が普通の傘とは全く逆、つまり濡れた面が内側に来るように たためるので、開閉時に周りを濡らさないという画期的な傘なのです。

言われてみればなぜ今まで誰も作らなかったのだろうという気もしますが この仕組みを作るのは非常に難しく、このGAXアンブレラも製品化するのに10年の歳月が かかったのだそうです。

ユートレーディングコーポレーションはもともと春日井市で25年以上も 義歯や差し歯などを作る会社だそうですが、納品などで車を使う際に傘の濡れが気になる 場面が多く、この傘の開発を始めたみたいですね。

義歯などを製作する技術が生かされ、この機構が実現しました。

税抜き34,000円と高額ですが、大人気で、地元・春日井市のふるさと納税の返礼品としても 採用されているそうです。通信販売も開始され、春日井のみならず全国の百貨店など 小売店でも取り扱いが増えているので、興味のある方は是非一度、実物を見てみて下さい。

きっと人に自慢したくなりますよ。


 執筆：街コミNAVI編集部