皆さんは、自分の住む地域の県花や県鳥などをご存知ですか？

各自治体のマークに使用されていたりするものですが、改めて考えてみると意外に知らないという 事も多いのではないでしょうか？

では、国蝶といわれるとどんな蝶か知っていますか？ こちらも、ほとんどの方が答えられないのではないかと思いますが、日本では国蝶として 「オオムラサキ」が指定されているのです。 （ただし、法律や条例で決められたものではなく、日本昆虫学会による選出）

オオムラサキはとにかく美しいことが特徴で、「空飛ぶ宝石」と称されている蝶。 日本各地に分布していますが、現在では地域によって確認できる場所と、できない場所が大きく 分かれているそうです。

そんな中、那須塩原にある「箱の森プレイパーク」では、そんなオオムラサキの羽化が7月頭から 始まり、その神秘的で貴重な様子が観察されています。 約10年前にオオムラサキの羽化を身近に確認できるように、幼虫が葉を餌にするエノキを園内に 植樹しましたが、羽化が確認されたのは今年が初めてだそうです。

自然の多い那須塩原だから成し遂げることができたことかもしれませんね。

今年は同じエノキから10匹以上のサナギが確認できたということです。 来年も期待が高まりますし、来年は羽化をみえるための観光客も増えるかもしれませんね。

那須塩原は栃木でも北端に位置するので、気軽にはいけないかもしれませんが、那須塩原の自然や 温泉を満喫しに、この夏は出かけてみてはいかがでしょう。


 執筆：街コミNAVI編集部