増加する観光客に対応するため現在、日本では民泊など 手軽な宿泊施設の整備に力が入れられてきていますね。

昔からバックパッカーなどのためのゲストハウスやユースホステルなどが日本にはありますが 中にはオートバイや自転車などでの旅行者を主な対象にした簡易宿泊施設「ライダーハウス」といった ものもあります。

特に北海道はバイク旅行者なども多く、ライダーハウスも多くありましたが かつてに比べると、その勢いはなくなっているようです。

北海道室蘭市では、かつて旧室蘭駅の近くにあったライダーハウス「白鳥の宿」の記念写真展 「白鳥の宿 Ten-POP 思い出展」を開催し、ライダーハウスの再開設とライダーたちの呼び込みに 取り組んでいます。 室蘭市の蘭西ギャラリーで開催されているこの展示会は、白鳥の宿の利用者たちを写した写真など 約1,400枚を展示し、かつて室蘭を訪れたライダーたちに再び室蘭に訪れてもらい、新たな室蘭の 魅力を発見してもらうことを狙いとしています。

白鳥の宿は2000年頃にできたライダーハウスで、料金は寄付制で人気があったものの 経営者の都合で2002年には閉鎖してしまったんだとか。

現在はインターネットが発達しているため、再びライダーたちに来てもらえば、新たな魅力がほかの 仲間たちにも伝わっていくのではないかと期待しています。

展示会の反応を見て再びライダーハウスを開設することなども視野に入れているとのことで この展示会の成果に注目です。


 執筆：街コミNAVI編集部