今や人気の映画やアニメ、漫画などの作品の舞台などを巡る、いわゆる「聖地巡り」は 広く一般に受け入れられてきていますよね。

特にアニメや漫画の聖地巡りは熱心なファンの間では当たり前に行われています。 最近ではそんな聖地巡りなどを活用して地域を活性化させようという試みが、各自治体でも 行われているのをご存知ですか？

大垣市は、9月17日から全国公開となる劇場アニメ「聲（こえ）の形」の舞台であり 今回の映画公開を機に大垣市をPRしようと様々な企画を企画しています。 大垣市と大垣観光協会は劇場アニメ化に合わせて、漫画の舞台となっている市内8ヶ所を 漫画のシーンと比較ながら紹介する観光マップ・クリアファイルを作成したり インターネットでも情報発信も始めました。

また、今回の映画公開をきっかけとして原画展等のイベントも検討しているんだとか。

「聲（こえ）の形」は大垣市出身の女性漫画家・大今良時（よしとき）さんの作品で 2015年版『このマンガがすごい！』オトコ編で第1位、『マンガ大賞2015』で第3位を獲得し 第19回手塚治虫文化賞新生賞を受賞するなど、大きな注目を集め、ファンも多い作品。

大垣市では、2015年にもサッカー競技場で聲の形の原画展やコラボグッズの販売、大今良時さんの サイン会、デフフットサル（聴覚障害者によるフットサル）関連イベントなどを行うなど 「聲（こえ）の形」とのコラボレーションを積極的に行ってきました。

9月3日には先行特別鑑賞会を開催を開催するということで、これからの映画のヒットに大きな 期待をかけている様子がわかります。聖地効果で観光客がアップするといいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部