夏真っ盛り、全国で様々なお祭りが開催されていますが、お祭りといえば、盆踊りや 各地で踊り継がれる「～音頭」が定番ですよね。

昔から踊り継がれているものというイメージが強いそういった踊りですが、大阪府守口市では 地元の名所や名物を歌詞に降り入れた、新しい音頭「新もりぐち音頭」が作られたそうです。 しかも、この音頭「障害者でも踊れる音頭」を目指して作られたんだとか。

守口市の竹内豊さん(68)が中心となって作られたこの音頭、作詞は知人の奥さんが行い さらに、その知人のシンガーソングライターの方が曲をつけ、平成26年に楽曲が完成しました。

歌詞は7番まであり、歌詞には守口が東海道57次の最終宿であることや、守口ダイコン 市内から見える生駒山、八雲遺跡など名所や名物が盛り込まれています。

そして、守口市日本民踊研究会が車いすでも踊れる上半身を中心にした振り付けを考案し 平成27年に市内で初披露されました。さらに、今年はこの音頭を実際に障害者の人たちが躍る というプロジェクトが進行中なのです。

毎年、守口市日本民舞研究会が主催して守口市民体育会で行われる「夏季民舞大会」で披露された そうで、竹内さんの仲間で車いすの4、5人と、健常者十数人が踊りに参加したようです。

実際に車いすで踊るのは今回が初めてということで、少し緊張感も漂いますが、竹内さんは 「日本で初めて車いすで踊れる音頭だと思う。守口から全国に、車いすで踊れるこの音頭を 発信していきたい」と意気込んでいます。

今後の成果が楽しみですね。


 執筆：街コミNAVI編集部