産学官連携という言葉が一般的になってきて、大学の研究者や学生が地域に貢献していくという 活動が当たり前のように行われるようになってきた現在ですが、最近では高校生が地域と 連携して新商品を開発するなどの試みも多くニュースになり、注目を集めています。

そんな中、佐世保市でも、商業高校の生徒が地元企業とともに新商品を開発する試みが進められ 注目されています。 その活動をしているのは長崎県立佐世保商業高の商業クラブ。

佐世保商業の商業クラブはこれまでにも地元企業との商品開発に取り組んでいて、6月には 自分たちで育てた米で作ったドーナツを販売したりしていました。

今回、開発したの新商品は地元かまぼこ店と共同開発したかまぼこを使った「かまーにんぐ」。

かまーにんぐはかまぼこが食事の主役になることを意識した商品で、すり身に ホットケーキミックスを混ぜて蒸し、オーブンで焼いて食べるという全く新しい商品です。

味の想像がつきませんが、ホットケーキミックスの甘みとすり身の香りが口の中に程よく 広がるんだそうです。7月中旬から施策を重ねてきたこのかまーにんぐ、コロッケやそうめんなど かまぼこを使った5つの商品を提案しましたが、結果としてこの新しい食品が採用されることに なりました。

このかまーにんぐは佐世保市の島瀬公園で18日に開かれる「SASEBOまちなかマルシェ」で 販売されるそうです。この先商品化されていくことになる可能性もありますが、当面はこの機会に しか食べられない可能性もあるので、興味のある人はこの週末、佐世保に訪れてみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部