皆さんが住んでいる地域には、名物のお店はありますか？

おいしいお店やおしゃれなお店、人気のお店などはどこにでもあるモノですが、名物のお店と言われると、やっぱり独創的な世界観や型破りな点が必須ですよね。長崎県佐世保市では、まさに名物店といっていいような飲食店が復活するということが話題となっています。 そのお店の名は「世知原お山の地球屋」です。佐世保市中心街で昨年まで営業していた「南国食堂地球屋」がリニューアルオープンしたお店です。

南国食堂地球屋は1992年に先代の原正信さんがオープンした飲食店で、インド旅行や沖縄生活を経た原さんのエスニック創作料理が人気を博したお店。当時はエスニック料理が珍しかったことに加え、繁華街にある飲食店でありながら爆音で音楽ライブを行ったり、店先でバーベキューを行ったりと非常に自由で、様々なイベントを繰り広げていたことでも知られていました。

そして、インパクト大なイベントをたくさん主催しながらも、料理がおいしいというのがやはり人気のポイントのようです。

現在の店主、沖津健太郎さんは2007年にお店が移転した際に店を継いだ2代目で、2015年に結婚をしたことを機に郊外の世知原に移住。お店もそちらに移転することにして、約1年前に移転のため店を閉めました。そして6月1日、地球屋がついに移転オープンすることになり、多くの常連さんたちが喜びの声を上げています。

人と人をつなぐコミュニティ形成の場としたいという、飲食店らしからぬコンセプトで、再始動。佐世保の中心街からは少し遠くなりましたが、みなさんも佐世保を訪れた際は是非、立ち寄ってみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部