夏も終わりにさしかかり、だんだんと秋めいてきましたね。 秋を代表するものはたくさんありますが、その中でも9月を代表するものといえば お月見・中秋の名月ではないでしょうか？

お月見が始まったのは平安時代のことということで、私たち日本人にとっては秋の月は昔から 大事なものなんだとよくわかります。

今では、何かきっかけがないと実際にお月見をすることもあまりないかもしれませんが 千葉県習志野市では9月15日、文化財で市民がお月見をする会が開催されました。 会場となったのは習志野市実籾にある県指定有形文化財「旧鴇田家住宅」

旧鴇田家住宅は。1727年から翌年にかけて建築された古民家で、江戸時代に実籾村の名主を つとめた鴇田家の住居を、平成12年に建築当初の姿で現地に移築復原し、一般公開しているもの。

和の雰囲気漂う建物で行う月見は格別の趣があります。この月見会は2010年に初めて開催され その際には300人もの市民が集いましたが、翌年東日本大震災の際に被災し、主屋は公開を 中止し、しばらく休館していました。

2013年には開放中だった庭で2回目の月見を実施し、今年で3回目の開催となりました。 主屋も今年修復作業が完了し、4月から再公開が始まっていて、今回はまた家の中からお月見が できたということです。

昔ながらの日本家屋から月見をするなんて、日本人に生まれてよかったと思える瞬間でしょうね。 次回開催はわかりませんが、興味のある人は習志野市のホームページをチェックして 是非、習志野まで足を運んでみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部