現在地方の自治体が頭を悩ませている大きな問題の1つが、若者の就職についての問題です。地域を離れて都市部へ働きに出ていってしまう若者が多いことや、女性の就職支援が思ったほど進んでいないことなどです。

女性の社会進出が進んでいるとはいえ、まだまだ就職の際に悩みを抱えている女性も多く、また、男性に比べて働く女性のモデルケースが少ないことなども問題ですね。

そんな中、広島県福山市では、そうした現状を打開しようと、地元で就職する若い女性を増やすために支援する施設を開業する予定だそうです。 福山市が開設を予定している「駅前女子カフェ（仮称）は、ビルの一室をカフェスペースとして開業し、そこで、女性の採用に積極的な企業や実際に働く女性の情報を、情報誌やビデオを通して提供するというもの。

JR福山駅の近くに、早ければ5、6月にオープンする予定だそうです。

福山市内在住・在学の15～30歳の高校生や大学生、再就職希望者らを対象にしていて、出来るだけ多くの人が利用できるようにする予定です。地方では就職の選択肢が狭いと感じている女性に出来るだけ福山にとどまってもらうことで、若者の人口流出を防ぐだけでなく、家庭を持つことで、将来的な福山市の人口減少なども食い止めることが出来るという期待が寄せられています。

女性の就職希望者への情報提供の場は、特に地方ではまだまだ整備されているとは言えない現状があるので、全国的にこうした取り組みがしっかり行われていけばいいなと思いますね。


 執筆：街コミNAVI編集部