現在の議会制民主主義国家に生きる私たちが、避けて通れないものが選挙ですよね。昨年は参議院選挙や東京都議選挙など、注目の選挙も多く行われましたが、そのほかにも、各地方自治体の選挙など、私たちは多くの選挙を行いながら生きています。

そんな選挙ですが、そのシステム上、変わったトラブルが起きてしまうことも少なくありません。

先日、佐賀県唐津市で行われたの唐津市議選でも、あるトラブルが起きたのだそうです。それが、「同姓同名の候補者が2人立候補している」という事態。 今回の選挙では「青木茂」さんが2人立候補していたのだそうです。選挙に行っている方はわかるとおもいますが、基本的に選挙は名前を投票用紙に書くものですが、「青木」や「青木茂」と書かれていても、どちらなのかわかりません。

そこで各候補者は、年齢や現職か新人かなど、ほかにもどちらか特定できるような情報を投票用紙に書くよう呼び掛けていたいていたということです。

しかし、開票してみると、青木茂とだけ書かれた票が836票あったのだとか。この票は、2人のそれぞれの得票数の割合に応じて2人に分配されたのだそうです。結果は、2人とも当選。

無事に唐津市議になることが出来ました。

なんとか平和的な結果に終わってよかったですが、これから新たな唐津市議会が始まって以降、同姓同名であることでいろいろな誤解が生まれたり、珍事が起きたりする可能性も大いにありそうですよね。

トラブルは起きないことを祈りますが、青木さんたちには頑張ってほしいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部