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2017.02.13.

三田では鬼も内!?


今年の2月3日は、節分のイベントはしましたか?節分で恵方巻と並ぶイベントといえば、豆まきですよね。最近は家庭ではあまりやらないという人もいるかもしれませんが、今年も豆まきをした家庭も多いことと思います。

豆まきの掛け声といえば「福は内、鬼は外」ですよね。しかし、兵庫県三田市では、そんな一般的な掛け声とは違う掛け声が使われるんだそうですよ。それが「福は内、鬼も内」です。
情報元ソース:神戸新聞NEXT 三田では「鬼も内」 よそとは違う掛け声の謎
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170204-00000006-kobenext-l28
なんで三田市ではこんな掛け声が使われているのかというと、三田の歴史に関係がありました。

三田は江戸時代、三田藩として九鬼家が統治していました。九鬼家は家名に鬼の字が入っていることから、家臣も含め、領地の住民は「福は内、鬼も内」という掛け声を使うようになったのだそう。

九鬼氏という領主がいる地域で、「鬼は外」とは言えませんもんね。その習わしが今でも残っていて、今でも三田の人たちは「福は内、鬼も内」と言うそうですよ。

そんな三田市では、毎年三田天満神社で「節分祭」が開かれ、境内で豆まきが開催されます。今年も開催され、鬼役は三田市に拠点を置く関西独立リーグの野球チーム「兵庫ブルーサンダーズ」の選手たちが担当。

元々、三田天満神社では豆まきの風習はなかったそうですが、子どもたちに喜んでもらうために2011年から始まったそうです。今年も多くの子どもたちが集まり、大盛り上がりだったようです。

皆さんの町でも、普段意識していないけど実は地域固有の伝統だったというようなものはあるかもしれませんから、調べてみると面白いと思いますよ。


 執筆:街コミNAVI編集部