現在でも根強い人気を誇るグループ「GReeeeN」が、映画になりました。

決して素顔を見せず、歯科医師と音楽活動を両立するという一風変わった活動スタイルのグループの軌跡を実写化。松坂桃季さんや菅田将暉さんらが演じています。 ミュージシャンとしての成功を夢見て一度はメジャーデビューを果たすも、音楽の方向性の違いから挫折してしまったジンと、その弟で歯科医を目指すヒデは、大学の仲間とボーカルグループを結成。

趣味の範囲にとどまらない才能を見出したジンは、このグループでのデビューを決意しますが、厳格な父親がそれを許さないと考えたふたりは顔を出さないままデビューすることを試みる・・・という小説のようなお話ですが、このエピソードは実話が基になっているそうですから驚きですね。

そしてこの映画、ロケ地に選ばれたのは日野市でした。

坂道の多い日野市の地形が、「アップダウンのある画を撮りたい」という兼重監督の目に留まったようです。

また、日野市は普段から映画の撮影が多く行われ、フィルムコミッション体制は万全。なんと主人公の自宅はフィルムコミッションの方の実家が使われたそうです。 ロケの様子は、日野市の広報誌「広報ひの」の新春号に掲載され、主演のふたりが大きく表紙を飾っているほか、ロケ地の情報にも大きく紙面が割かれています。

映画は現在も上映中。日野市の坂道に注目して映画を見ると、また違った発見があるかもしれません。


 執筆：街コミNAVI編集部