すっかり暖かくなり、外出するのにもちょうどいい気候となってきましたが、現在は全国各地で盛んにお祭りが行われる時期でもあります。地域に昔から伝わる伝統的なお祭りも多く、ゴールデンウィークがあったということもあって、全国各地のお祭りに観光客が集まりました。

そんな中、岐阜県大垣市では、5月13・14日に「大垣まつり」が開催されました。 大垣祭りは、大垣八幡神社の例祭で、毎年5月15日以前の15日に近い土・日曜日に開催されるお祭り。

13輌の軕（山車）が旧大垣市内を練りあるくお祭りで、日本の伝統的な山車祭りの1つです。夜には八幡神社前に軕が集結し、軕につけられた提灯に明かりがともされる夜宮なども行われ、幻想的な光景が人々を魅了します。

1648年に大垣藩主が八幡神社を再建した際に城下十八郷が神輿三社を寄進し、大垣十ヶ町が10両の軕（山車）を作って引き出したのが起源といわれる由緒あるお祭りです。

2015年には「大垣祭の軕行事」には国の重要無形民俗文化財に指定され、2016年には日本の「山・鉾・屋台行事」のうちの1つとしてユネスコ無形文化遺産にも登録されるなど、国内からも国外からも今大きな注目を集める祭りの1つです。

その他にも演芸などが奉芸されるなど、様々な催しが行われましたが、やはりユネスコ登録後初の開催だったということで、1日当たり10万人もの人が訪れる盛況ぶりだったのだとか。

お祭りを見に行くのが好きな人などは、是非来年の予定に大垣まつりをいれておいてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部