



2014.12.24.
鎌倉で文豪たちが見たクリスマスを味わおう
クリスマスは、ここ数十年の間に 日本ではなくてはならないイベントになりましたよね。
では、明治や大正時代はどうだったのかと言うと もちろん日本ではクリスマスなんて無かったのです。
これは戦後に海外から入り浸透したイベントです。
そんな中、鎌倉では戦前活躍した文豪たちが記した 世界のクリスマスの様子が展示されているそうです。
情報元ソース:カナロコ by 神奈川新聞
文豪が記したクリスマス 鎌倉文学館で小説などパネルで展示
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141223-00117920-kana-l14
その文豪たちと言うのは
夏目漱石や正岡子規など、まさに今も名前の残る文筆家です。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141223-00117920-kana-l14
そんな彼らの作品の中から クリスマスにまつわる小説や随筆、手紙などを鎌倉文学館にて 展示しているんですね。
ちなみに、どんな作品が この鎌倉の文学館にあるのかと言うと
漱石が1900年にイギリス留学で見た時のクリスマスの様子を 妻の手紙に記したもので 『日本の元日の如(ごと)く頗(すこぶ)る大事の日に候/昨日は下宿にて『アヒル』の御馳走(ごちそう)に相成(あいなり)候』 と記されているとようですよ。
ちなみに、漱石や子規は鎌倉とどのような繋がりがあるのでしょう?
漱石は、鎌倉に住んだ事はありませんが 精神衰弱に悩まされ1894年(明治27年)12月末から 翌95年(明治28年)1月7日まで 北鎌倉の円覚寺にある帰源院にとどまり参禅したと言われています。
正岡子規も住んだ事はないそうですが 二度、鎌倉を訪れていて、高徳院に足を運んだ際、鎌倉大仏の句を詠んだんですね。
執筆:街コミNAVI編集部