埼玉県草加市が「旅行貯金」で密かな話題になっているのをご存知でしょうか？

旅行貯金とは全国を旅しながら、その土地の郵便局で「貯金」をしながら旅行するものです。こうする事で、通帳に様々な地方の名前が並びます。古い言い方をすれば、旅行の中で、御朱印帳やスタンプラリーの代わりに通帳に郵便局名印を押してもらうことを指すわけです。

全国の全ての郵便局の「コンプリート」を目指すという人もいるそうで、旅行貯金愛好者は、郵便局を回るために旅行をするみたいですよ。 さて、一体この「旅行貯金」と草加はどういった関係があるのでしょうか。

実はこの草加において、2017年4月1日に東武伊勢崎線の松原団地駅が「獨協大学前＜草加松原>駅」と改称されたのです。それにともなって駅前の郵便局の名前も「草加松原郵便局」となりました。

この名称は実は18年前にも用いられていたもので、今回の改称によって名称復活となったわけです。

もうおわかりでしょう。郵便局名が変わったということは、新しい局名印が押されるということなので、「コンプリート」を目指す愛好者たちからすれば必ず回らなければならない場所ができたということになります。 シビアなルールですが、こうした制限やルールがあるからこそ競技は燃えるもの。全国の愛好者たちにとってこうした情報は必須になるのです。

ということで突発的に有名になってしまった草加。せっかくですから、ここから旅行貯金を始めてみてはいかがでしょう。


 執筆：街コミNAVI編集部