現在は就職活動の真っただ中。皆さんの中にも知り合いや家族が就職活動を行っているという人もいるのではないでしょうか？

最近の地域の活性化を目指す全国的な流れの中では、この就職活動でどれだけ企業が人を地域に呼び込んで来れるかも大事になってきますよね。特に進学で他の地方に出ていってしまった人を地元に呼び戻したり、地域に住んでいる若者をとどめるのに各自治体工夫を凝らしたりしていますが、広島県福山市では地元の企業の魅力を紹介するガイドブックの作成が進められています。 そのガイドブックを作っているのは、なんと高校生。福山市立福山高校の1年生、198人がそのガイドブックの作製を行っているそうです。

このプロジェクトは4月から始まったもので、生徒たちはグループに分かれて、それぞれ市内の企業について学習。資料での情報収集だけでなく、実際に工場を訪れるなどして企業についての知識をつけていっています。

夏休みにも会社訪問を行うことが決められていて、12月までに各グループの調べた内容をまとめて、冊子にし、市内の高校に配布するそうです。

プロジェクトにあたっては、福島市立大学の准教授などの人たちが経営戦略などについて生徒たちに教えたり、サポートを行うなどしているということで、地域一丸となったプロジェクトとも言えるかもしれませんね。

こうした活動では、調べているうちにその企業について愛着も沸いてきますし、冊子を作る過程での生徒たちの気持ちの変化にも注目したいところです。この取り組みが今後の福山市にどんな影響を与えるのか、そしてこれからの就職活動にどんな影響を与えるのか、非常に注目です。


 執筆：街コミNAVI編集部