皆さんの住んでいる地域には、どんなお祭りがありますか？全国各地、内容や規模の違いはありますが、何らかのお祭りは開催されているものだと思いますし、今の時期はまさにお祭りのシーズンですよね。

しかし、言われてみれば地元のお祭りの由来などについて、しっかり理解している、説明できるという人は案外少ないのではないでしょうか。伝統の継承の重要さが再認識されたり、地域の活性化が目指される現在、やはりそれではよくないですよね。

そんな中、埼玉県熊谷市では、熊谷市を代表する「熊谷うちわ祭」について、子供たちに伝える講話「うちわ祭り 子どもたちへの継承」が開催されました。 熊谷うちわ祭は、熊谷市の八坂神社（愛宕八坂神社）の例大祭で、毎年7月19日から23日にかけての5日間（一般向けは20日から22日の3日間）に開催されるお祭りです。

山車や屋台が市内を練り歩くお祭りで、「関東一の祇園」ともいわれ、「熊谷八坂神社祭礼行事」として、熊谷市指定無形民俗文化財にも指定されています。今回の講話イベントは、地元の子供たちに祭りのことを知ってもらい、郷土愛を持ってもらうことを目的にNPO「AEA英語通訳キッズプロジェクト」が開催したもの。

AEA英語通訳キッズプロジェクトは普段訪日外国人らに祭りのことを説明したり熊谷市内を案内したりするプロジェクトを行っていて今回の講和もそのプロジェクトの活動の延長線上にあるといいます。

熊谷に限らず、こうした活動が広く普及して、子供たちが地元愛を持つきっかけになっていくといいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部