梅雨も明け、暑い夏がやってきました。毎日うだるような暑さと湿気で心も体もやられ気味、という人も多いのではないでしょうか。

地方自治体の暑さ自慢（？）は今年も激化しそうなのですが、中でも「暑い町」として知られる埼玉県熊谷市は一風変わった試みがなされています。 それが、今回取り上げる「猛暑日予想ボックス」。7月24日、熊谷市仲町の八木橋百貨店の前に、変わった箱が設置されました。

8月1日から31日までのいわゆる夏日の中でも、熊谷で35℃以上を記録する猛暑日が何日あるかを熊谷の百貨店のお客に予想してもらおう、という企画なのです。

7月31日までの一週間、この予想を受付けており、正解者の中から抽選で5人に商品が贈呈されます。 熊谷の夏は、暑さを示す「大温度計」とともに、2005年より「あついぞ熊谷！」のキャッチフレーズを掲げていましたが、実際の酷暑のなかで暑さを売りにするというのはいかがなものかという不評もあったようで、今季かぎりで取りやめとなります。

百貨店、販売促進部長の宮地豊さんによれば、大温度計は設置されて10年となるので、今回の企画はこうしたご愛顧への「感謝をこめた」イベントをしようという趣旨であるそうです。

暑い暑いとは言うけれど、その暑さを楽しんでしまえという熊谷の感覚は好感が持てると思うのですが、いかがでしょうか。ただし、猛暑日であってもなくても、8月には熱中症が多発します。外出時や就寝時など、水分補給をお忘れなく。


 執筆：街コミNAVI編集部