連日暑い日が続いて、完全に夏がやってきましたが、夏といえばお祭りの季節。全国各地で様々なお祭りが行われていますよね、7月中旬までに開催されるお祭りの中でも全国的に有名なものの1つが、京都の祇園祭。

祇園祭といえば京都が真っ先に思い浮かびますが、実は祇園祭は日本全国にあることを皆さんご存知ですか？

祇園祭が地元にある人は知っていると思いますが、京都の祇園祭の影響は全国に広がっていて、同祭神である牛頭天王やスサノオを祀る各地の社寺祭礼の名称として、また、単に夏祭りの名称としても広く祇園祭が使われるようになったそうです。

そんな中、千葉県成田市でも、7月7日～9日の3日間、成田祇園祭が開催されました。 成田山新勝寺のお祭りであるこの祭りは、約300年の歴史を持つお祭りとして成田を代表する祭りとして知られています。

成田祇園祭でも、目玉はなんといっても山車。

人形の乗った山車や人形の乗っていない屋台などが登場し、最終日にはそれらすべてが綱に引かれながら坂道を登っていく「総引き」が行われるということで、その光景は圧巻の一言。また、各町の山車ごとや屋台ごとに独自のお囃子を奏でながら踊る「総踊り」も見どころの一つとなっています。

京都の祇園祭の影響を受けている部分もありますが、これらの特徴に代表されるように、成田には成田独自の祇園祭が開催され、例年多くの人が訪れるといいます。成田といえば空港がある日本の玄関口ですし、これからも日本を代表するお祭りの1つとして、立派なお祭りを開催し続けてほしいと思います。

成田の祇園祭は詳しい由来などが不明な部分が多いのだそうですが、みなさんの住んでいる地域にも祇園祭があったら、由来など調べてみると面白いと思いますよ。


 執筆：街コミNAVI編集部