東京オリンピックの開催も控え、海外からの外国人観光客が日本にたくさんやってくるようになってきていますね。

こうしたインバウンドに関する対策が全国で進められるようになってきていますが、そうした外国人観光客にとっての日本の玄関口の代表格といえば、やはり千葉県成田市の成田空港ですよね。 こうした空港などでは外国人観光客への対応が他の施設以上に求められるわけですが、そんな成田空港で先日から新しい実証実験が行われるようになり注目を集めています。

それが、音のユニバーサルデザイン化支援システム「おもてなしガイド」の実証実験。おもてなしガイドはヤマハと情報通信研究機構との共同研究によって開発されたもので、日本発の最先端技術の連携により、アナウンスのインバウンド対策、バリアフリー化を実用的にしようと開発されたもの。

具体的には日本語で流れるアナウンスをリアルタイムで他言語に変換して、その人のスマートフォンに表示できるというもので、何ヶ国もの国の言葉でアナウンスを流したりディスプレイに表示したりする手間や情報のロスをなくすことができると期待されています。

近年開発が進む通訳アプリの1つですね。

「おもてなしガイド」自体はスマートフォンのアプリ形式で配布されているので誰でも容易に利用が可能ということで注目を集め、現在様々な施設で実証実験が行われています。

そして12月18日からJRの成田空港駅と空港第2ビルで実証実験が開始されました。

私たちは日本人なので成田空港で利用する機会は少ないかもしれませんが、この先海外に行った日本人がこうした技術の恩恵を受ける時が来ると思いますし、実証実験が進み、世界での実用化が進むことを期待したいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部