生の三味線の演奏を聞いたことはありますか？

今では日常の場面で三味線の演奏を聴く場面はあまりありませんし、そもそも三味線を持っている人が身近にいないという人も多いかと思います。とはいえ日本独自の貴重な文化の1つである三味線。

千葉県成田市ではその三味線の演奏をメインとした秋まつりが実施されました。 それが「御利生祭 成田弦まつり」です。

毎年、成田の秋の風物詩イベントとして成田山新勝寺で開催されているもので、お不動様の御利益を再現し、そのご縁に感謝しつつ、さらに御利益がいただけるようお祝いする行事なんですよ。

1995年から始められたイベントで、「歴史と伝統の街・世界につながる成田」をテーマに、表参道を劇場としてさまざまな弦楽器の演奏が披露されるイベントです。

成田市内外から多くの演奏家が集まる、三味線の祭典としても名高いイベントで、全国から多くの人が集まります。今年は10月21・22日の2日間開催されましたが、この週末は台風が上陸したため、演奏場所が信徒会館のみとなり、中止になった演奏も多くありました。

山ということもあり、例年に比べると参加者もだいぶ少なかったようですが、嵐の中の演奏会、参加者たちは互いやお不動様へ感謝しながら演奏を行いました。

ちなみに、周辺ではイベントに合わせて三味線に限らない音楽イベントを開催するライブハウスなどもあったよう。来年はリベンジとして頑張ってほしいところですし、皆さんも是非、参加してみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部