「歴史の街」というとどんな地域をイメージしますか？

やはり京都や奈良、東京など、都や幕府などの主要な政治機関が置かれてきた地域を思い浮かべることが多いと思いますが、水戸徳川家がおかれ今でも城下町としての雰囲気を残している茨城県水戸市も歴史的に重要な地域で、多くの重要文化財などを抱える地域ですよね。

現在、水戸市ではそうした歴史的建造物などをPRして観光客を呼び込む取り組みが進められています。 水戸市では、平成22年に「歴史的風致維持向上計画」の国の認定を受け、歴史的景観の保全・形成を図るとともに，大日本史編さんの地・水戸彰考館跡の整備、歴史的景観に配慮した水戸城の正門や白壁塀、二の丸展示館の整備等を推進してきました。

そして、最近では徳川斉昭の藩政改革で設置された弘道館と水戸城を中心としたまちづくりを推進する「弘道館・水戸城跡周辺地区歴史まちづくり基本構想」を策定。

現在水戸城の大手門の復元に取り組んでいて、弘道館の国有地を取得すべく動いているのだそうです。弘道館は2015年に「近世日本の教育遺産群」として日本遺産に登録されて以降来館者が増加中ということもあり、市が土地を取得することでより観光地としての整備を進めていくという計画だそうです。

具体的には駐車場や休憩所などを整備することで観光客により快適に観光を楽しんでもらえるようにするのだとか。これからさらに観光地としての魅力が高まるであろう水戸、皆さんも是非、旅行の際には行先リストに加えてみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部