東京オリンピック・パラリンピックの開催が近づいてきているのに合わせ、日本ではスポーツへの関心がこれまで以上に高まってきていますよね。パラリンピックなどの障害者のスポーツ大会への関心も近年高まってきていますが、皆さんはデフリンピックという国際大会のことをご存知ですか？

「オリンピック」と「デフ＝ろう」が組み合わさって名付けられたデフリンピックは、その名の通り耳の聞こえないろう者のためのスポーツ大会で、夏季大会は1924年にフランスで初めて開催された、パラリンピックよりも長い歴史を持つ大会です。

今年はトルコのサムスンでそのデフリンピックが開催されていて、実は日本選手団は過去最高の27のメダルを獲得したのです。金メダルは6つ獲得したのですが、中でも特に注目を集めたのが、16年ぶりの金メダルを獲得した女子バレーボールチームです。

そんなバレーボールチームのメンバーの1人、長谷山優美選手は神奈川県茅ヶ崎市出身。…というわけで、長谷山選手が8月4日に茅ヶ崎市長を表敬訪問しました。 長谷山選手は平塚ろう学校2年生で、茅ヶ崎市の萩園在住。

まだ17歳と若い選手ながら、昨年のデフバレー世界選手権でも日本の4位入賞に貢献するなどの活躍を見せ、その際にも茅ヶ崎市長を表敬訪問していました。4日にはチームメイトで平塚ろう学校の同級生である中田美緒さんとともに茅ヶ崎市役所を訪れた長谷川さんんは4年後も出場して、金メダルを取りたいという意気込みを語りました。

世界的にも、こうした障がい者の大会への注目度は高まってきていますし、次回のパラリンピックの開催国は日本ですからみなさんもこうした国際大会について関心を是非高めてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部