急速に進む国際化社会。外国人観光客の増加が話題になることも多いですが、日本に住む外国人や、外国人2世などの人も増えてきています。

子供たちの通う学校でも、外国人や外国にルーツを持つ子供がいることは珍しいことではなくなってきていますが、そうした外国人の子供たちに対するケアが現在十分に行われているかというと、十分とは言えない部分も多くあります。

そんな中、埼玉県深谷市では外国にルーツがある子どもたちと保護者のための高校進学ガイダンスが開催され、注目を集めました。 「未来をさがそうin深谷」と題して開催されたこのイベントは、外国人や日系人の高校生や大学生による体験談や、教職員によるアドバイスに加え、通訳がついての相談会や、就学支援金のガイダンスなどが主な内容となっていて、昨年も同時期に開催され、80人以上が参加して好評を博したイベント。

もともとペルー出身の人が立ち上げた「北部日本語学習支援連絡会」が開催するようになり、数年前からは深谷市教育委員会と開催するようになりました。

今年も9月10日にショッピングセンター「アリオ深谷」3階の「キララ」内にある植芝公民館大会議室で開催し、多くの親子が来場しました。実際にこれまで苦労を体験した外国人がイベント発足・運営に携わっているのが重要なポイントですよね。

こうした、当事者目線での在日外国人関連のイベントが深谷だけでなく全国で行われるようになって欲しいと思いますね。深谷市で悩みを抱える外国人家族を知っている人は、こうした団体・イベントがあることを是非、紹介してみて下さいね。


 執筆：街コミNAVI編集部