社会というのは少しずつ変わっていくもので、かつては広く認められていたものが禁じられるようになったり、かつては偏見の目にさらされていたものが一定の理解をえるようになったりしていますよね。

最近大きくメディアでも取り上げられルようになり、理解が広がっているものといえばLGBT、性的マイノリティの人たちについての話題ではないかと思います。

まだまだ差別的な考えを持つ人がいないわけではありませんが、社会の許容度が増したことによって、家族や他人にカミングアウトをしたり、ありのままの自分で生きられるようになった、表現できるようになったという人たちも出てきています。

ちなみに埼玉県鴻巣市では、鴻巣出身のバレエダンサー・名取寛人さんのプロデュースしたダンスが公演されましたが、そのきっかけは性同一性障害のカミングアウトだったのだといいます。 名取さんは女性として生まれましたが、長年性同一性障害に悩み、海外でバレエダンサーとして活躍していたころに、性転換手術を受けて男性となりました。

昨年、鴻巣中学校時代の同窓会でそのことを告白したところ、同級生たちがその告白を受け入れ、地元での公演を開催することを提案。

「鴻巣公演を成功させる会」が立ち上げられ、3月31日、4月1日に鴻巣市文化センター「クレアこうのす」で公演が行わることが決定しました。10月14日には鴻神社でプレ公演「天照鴻舞降（あまてらすおおとりのまいのくだり）」が開催され、18人のトップダンサーが集結し、300人もの観客が集まったのだとか。

こうしたニュースが広がることで、さらに理解が全国で広がっていくといいですね。鴻巣に住んでいる人は、是非公園を見に行ってみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部