現在、日本にはたくさんの鉄道が走り、飛行機も飛び、道路も整備されていますよね。

人や物の移動が便利になったことで、様々な便利なサービスも誕生しているわけですが、まだまだ車での移動が不便だったり、電車があまり走っていなかったりという地域もたくさんあります。

そんな中、熊本県天草市では地域の人たちからの期待を背負う新しい「橋」の建設が始まりました。 建設が始まったのは「第二天草瀬戸大橋」

天草市は諸島からなる地域で、市の大部分は上島と下島という2つの島が占めていますが、現在は天草征外雄橋という橋だけが上島と下島を車で通ることができる唯一のルートとして存在します。

道路が一つしかないためにこれまで渋滞なども慢性化してきましたが、この第二天草瀬戸大橋ができることによってそうした問題が解消できるのではないかと期待を集めているというわけです。

また、この道路は熊本県が、熊本市から天草市を90分で結ぼうと進めている「熊本天草幹線道路」という構想の一部にもなっている重要な道路。2013年に建設が発表され、今年の10月28日に着工式が行われ、建設が始まりました。

完成予定は5年後と、まだまだ先のことですが、日本のように島の多い国ではこうした海の上を渡る手段を確保することが非常に大きな効果を生み出しますから、その完成に期待がかかります。

天草市は現在キリスト教関連の遺産が世界遺産登録を目指していることなどもあり、これから観光客が増えていくことも期待されているので、そうした視点からもこうした交通インフラの整備がより進んでいくといいなと思います。


 執筆：街コミNAVI編集部