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2017.12.11.

飯田市の霜月まつり


祭りと聞くと、やはり夏から初秋にかけての、屋外で過ごしやすい時期のおまつりを思い浮かべがちですよね。

しかし、全国には、寒くなってきたこの時期に開催される伝統的な祭りなども存在します。この時期の祭りは夏に比べると数が少ないので、様々な視点から注目が集まることも多いですが、長野県飯田市では、毎年恒例の「霜月まつり」が開催されています。
情報元ソース:abn 長野朝日放送 冬の訪れ告げる遠山郷の「霜月祭り」始まる
http://www.abn-tv.co.jp/news-abn/?detail=00025851
霜月まつりは飯田市の遠山郷で800年以上の歴史を持つお祭りで、12月前半のまつり期間中、各神社の中にかまどを作り、湯をたぎらせて神楽歌を歌います。

そうして神仏を呼びだして、お湯を召してもらうことで新たな御霊となった神様を元のお社へお返しするというもので、要するに神様にお風呂に入ってもらい、元気になってもらう祭りということですね。

元々旧暦霜月には冬至があり、冬至を境に日が長くなることを、生命力の復活ととらえ、この時期に合わせてみそぎを行うまつりを始めたのが由来といわれていて、実はこの祭りは、あの千と千尋の神隠しのモチーフにもなったのだそうですよ。

国の重要無形民俗文化財にも指定されていて、大人から子供まで多くの人が参加する、上田を代表するイベントの1つとなっています。

体力が必要そうですが、原始的でとても祭りらしい祭りで、ものすごくご利益がありそうですし、寒さも吹き飛びそうなイベントですよね。

皆さんも一度、参加してみてくださいね。


 執筆:街コミNAVI編集部