グッドデザイン賞はご存知ですよね？「もの」はもちろん、イベントなどあらゆる事象の「よいデザイン」を表彰する制度で、1957年に開始され実に60年の歴史を誇る、日本でもっとも有名なデザインの賞です。

今年も秋にグッドデザインの受賞者発表が行われ大きな話題を集めましたが、千葉県市原市では鉄道会社の地域貢献活動に対しで賞が贈られ、注目を集めています。 その鉄道会社が「小湊鉄道」です。市原市に本社を置き、市原市を中心に鉄道を走らせる他、路線バスなども運行していて今年で100周年を迎えた老舗の鉄道会社です。

これまでに自転車をそのまま持ち込めるサービスの開始やトロッコ列車を運行させる取り組みなどを行ってたびたび話題を呼んでいた小湊鉄道ですが、近年は地域の市民団体と協力して里山の地域活性化に向けた活動を実施中。

トロッコ列車もそうした活動の一環として実施されているのですが、今回のグッドデザイン賞はそうした里山お越しの活動に対して贈られたのだといいます。

今回の受賞を記念して、小湊鉄道はトロッコ列車の記念乗車券を発行するなどしました。

そして、市川の地元の小学校では祝賀会が開催され、関係者や市民が受賞を喜びあったということです。小湊鉄道に地域おこし活動を行ってきた「南市原里山連合」の会合も祝賀会と同時開催され、これまでの活動の成果を祝いつつ、これからの活動についても決意を新たにしました。

地元に住んでいるけれどトロッコ列車に乗ったことのなかった人は、一度乗ってみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部