皆さんの地元からは、歴史に名を残す偉人といえる人物は輩出されていますか？

日本全国、多くの地域にはそうした人物がいるものですし、意外と地元の人でも若い人は知らないけれど、実はすごい人物の出身地だということは結構あるものです。

ちなみに、熊本県玉名市から「日本マラソンの父」とも呼ばれる人物が輩出されているのですが、その人物の功績を後世にも伝えていこうという活動が玉名市内で行われています。 その人物の名は、「金栗四三」。玉名市出身のオリンピック選手で、日本人初のオリンピック選手としてストックホルムオリンピックに出場した人物です。

熊本県の初代教育委員長を務め、箱根駅伝の開催にかかわり、日本のマラソンを大きく発展させた人物として、近代のスポーツ、マラソンを語る上で欠かせない人物ですが、没後30年以上が経ち、若い世代で知らない人も増えているということで、玉名市では金栗四三の後輩たちが記念撮影を行いました。

現在玉名市役所前に掲げられている横断幕には、50年以上前に撮影された、金栗四三と高校生たちが写った写真が使用されているのですが、その写真に写っていた当時の高校生たちが今回集合し、記念撮影を行ったのだといいます。

この写真を広報紙などに利用し、改めて金栗四三という人物について広めていこうということだそうで、今回の写真は玉名市を含む有明広域の広報誌で掲載されるということです。

金栗四三は玉名市の名誉市民にもなっている人物ですから、玉名の人はこの機会に改めて地元のスター・金栗四三について調べてみるのもいいのではないでしょうか？


 執筆：街コミNAVI編集部