映画の手書き看板と言えば、昭和の産物と言えますよね。 もちろん今でもあるのかもしれませんが、ほとんど見なくなりました。

そんな中、玉名市立願寺の玉名温泉元湯通りに 昭和時代の映画の看板を飾る取り組みが始まっているようです。

玉名商工会議所が主導し行なわれているようで、玉名の看板絵師の作品 およそ30点が展示されたそうです。 しかも、通りを「昭和名画・名作通り」と名付けたみたいですよ。 1月には、近くの立願寺公園で 映画上映や映画音楽コンサートなどの記念行事も開かれたようです。

飾られている看板は、地元の看板絵師さんが 不要になった看板を回収して再利用したり、改めて描いたりしたようです。

どのような看板があるのかと言うと 玉名市出身の役者・笠智衆さんが出演した「男はつらいよ」や 石原裕次郎さん主演の「銀座の恋の物語」 洋画では「慕情」「終着駅」などが並んでいるそうですよ。

元湯通り（昭和名画・名作通り）は、長さおよそ100メートルで 古くからの商店や飲食店が並んでいます。 看板は3～4年前から少しずつ飾られ、今後も増やす予定だそうですよ。

玉名市の看板絵師さんは 「若いころに看板絵師として修業し、映画の中に青春のすべてがあった。 街に飾ってくれて感謝しています。」と話しています。

昭和の時代の映画看板は、手描きの良さが伝わってきますね。 機械では出せない味のある映画の看板を見に、玉名に足を運んでみてはいかがでしょうか？


 執筆：街コミNAVI編集部