みなさんは、美術展などに足を運ぶことはありますか？

日本にはたくさんの美術館がありますし、全国で様々な話題の展覧会が開催されていますから、美術館に行くのが好きだという人も多いのではないでしょうか。

一方で、日本の街中には中小規模のギャラリーも多くありますが、そうしたギャラリーで開催される美術展にはあまり足を運んだことがないという人も多いのでは？

そうした小規模ギャラリーでも、エネルギーに満ちた作品展がたくさん開催されていますが、東京都国分寺市にある「国分寺くるみギャラリー」では2月23日から「地下版画工房の仲間たち展」というイベントが開催されています。 これは「武蔵野美術学園吉祥寺校」が3月で閉校するのに際して、同行の版画専攻の有志学生たちが開く版画作品展。

「武蔵野美術学園吉祥寺校」は1929年創立の帝国美術大学から続く日本有数の美術学校ですが、2018年でその（前身から数えて）89年の歴史に幕を閉じることが2年前に発表されていました。

今回の展示では閉校を惜しむ学生22人と、8人の講師の作品が展示されることになっていて、気に入った作品があれば購入することもできるといいます。

会期は3月4日までで、入場無料。学生も常にだれかがギャラリーに常駐しているということで、美術について話したり、交流をすることもできます。

こうした交流も小規模ギャラリー展示の魅力ですよね。国分寺の人、アート好きの人は足を運んでみてはどうでしょうか？


 執筆：街コミNAVI編集部