（2018年3月29日に書かれたコラムです）

兵庫県の県庁所在地、神戸の中でももっとも賑わっている繁華街といえば「三宮」ですが、三宮駅からすぐ、神戸市役所南側の東遊園地について、神戸市は学識者でつくる、再整備検討委員会を開き、人を呼び込むカフェなどの新たな拠点施設を整備し、社会実験として行っている芝生化も本格的に継続する基本計画案を提示しました。 東遊園地といえば例年「ルミナリエ」の会場にもなっている場所ですが、歩行者中心のまちづくりを目指す「三宮」中心部と、ウォーターフロントの再改札を予定する港湾部の中間に位置することから、賑わいを生み出すことで三宮界隈を訪れた観光客の回遊性も高める狙いです。

東遊園地では2015年度、市が「にぎわいづくり」の社会実験としてら敷地のうち約200平方メートルを芝生化。16年度からは約2500平方メートルに拡大して実験を続けています。

週末を中心に様々なイベントが開かれ、市民らが芝生でくつろぐ姿が見られています。

カフェなどの新たな拠点施設は、芝生スペースと隣接して整備する予定。芝生化の社会実験では、オープンカフェが人気を集め、インターネット上でのアンケートでも希望が多かったといいます。ほかにも書店や、子供が遊べる施設などを望む声もあり、民間事業者の活用も含めて検討していくそうです。

整備時期は未定。今後、商業・文化機能を持った複合ビルに、立て替える予定とのこと。 これをきっかけに今後、繁華街としてだけではない「三宮」の発展につながれば良いなあと思いました。


 執筆：街コミNAVI編集部