（2019年4月2日に書かれたコラムです）

日本で春といえば桜の季節ということで花見などで賑わいを見せるのは毎年の春の風物詩と言えるでしう。しかし、古河では桜ではなく別の花が人気がるのをご存知でしょうか？

古河では春を迎えるこの時期には「ハナモモ」の花が見頃を迎えるということもあり、古河総合公園では古河だけでなく県外からも多くの観光客が訪れ賑わいを見せているのだそうですよ。 このハナモモの見頃の時期に合わせて「古河桃まつり」が開催され、園内に植えられた1500本のハナモモを楽しめることができるのだとか。

それにしても、なぜ桜ではなくハナモモが古河では人気なのでしょうね？

ちなみにこの「ハナモモ」は私たちがよく口にする桃とは違い、鑑賞用のために改良された桃なんだそうですよ。実は日本でも観賞用として品種改良なども盛んに行われていて、桜よりも少し早めに開花し、少し長めに花を楽しむことができるということで人気なんです。

しかも桃は邪気を払う縁起のいい植物として有名ですし、桜と同じように古河だけでなく全国的にもこのハナモモを楽しむことができる場所が増えるのもいいかもしれませんね。

それにピンクや白に赤など様々な色の花を咲かす品種のものもあるそうなので、桜にも負けない点も多いようですよ。

今では春に花見といったら桜の花と相場は決まっているようですが、桃も古来から日本で親しまれてきた植物の一つなので多くの人にハナモモの美しさを知ってもらう機会が増えればそういった考え方も変化するかもしれませんね。


 執筆：街コミNAVI編集部