寺院巡りの醍醐味の一つに"御朱印"を集めるということを楽しみにしている人も多いのではないでしょうか？それぞれの寺院特有の御朱印は興味深いものが多いようです。

そんな中でも古河にある「浄土宗正定寺」の御朱印には他には見られない特徴があるということで話題となっているんです。 その話題となっている古河の正定寺の御朱印がどのようなものかというと、こちらの御朱印が描かれている用紙に特徴があり、用紙には様々な美しい形の雪の結晶が印刷されているのだとか。

もちろん、古河には他にも多くの御朱印を頒布する寺院はあるものの、こちらの正定寺のように雪の結晶が描かれた用紙を使っているのはこちらの寺院のみということですから大変珍しいものというわけなんです。

なぜ、こちらの寺院の御朱印の用紙に雪の結晶が描かれているのかというと、なんでもこちらの寺院の本堂を建立した"土井利位"が関係しているのだとか。土井利位は日本で初めて顕微鏡で雪の結晶を観察した人物として知られていて"雪の殿様"なんて呼ばれているそうです。そのため、こちらの寺院の御朱印の用紙が古河でもここだけにしかない特徴のあるものになっているというわけなんですね。

御朱印集めをしている人にとってはこうした珍しい御朱印はぜひ収集しておきたいところでしょう。御朱印集めをしている人もそうでない人も古河でも珍しいこちらの御朱印を手に入れてみてはいかがでしょうか？

（2020年8月26日に書かれたコラムです）


 執筆：街コミNAVI編集部