いよいよ3年後に迫った東京オリンピック・パラリンピックに向けた機運が少しずつ高まる中、全国でスポーツを身近に感じてもらうための様々なイベントが開催されています。

特に近年日本でも注目度が高まってきているパラリンピックスポーツに関するイベントも豊富になってきていますが、茨城県古河市では、小学校を車いすバスケットボールの選手が訪問するイベントが開催されました。 会場となったのは古河市立下大野小学校。

講師役を務めたのは栃木県の車いすバスケットボールチーム「Tochigi レイカーズ」の選手5名です。車いすバスケットボールはその名の通り車いすに乗った選手が行うバスケットボールで、障害者スポーツの中でも特に人気が高い種目です。

ドリブルに関するルールなどは多少違いますが基本的なルールは皆さんがよく知っているバスケットボールと同じ。日本では漫画「リアル」などがヒットしたことで人気が出ていますね。

今回のイベントでは、実際に選手たちが車いすバスケットボールの実演と講演を行い、さらに子供たちが車いすに乗る体験を行うというもの。児童たちは競技用の車いすの体験をした後、車いすに乗ったままでの鬼ごっこなどを行いました。

今回、講師として参加した選手の中には元日本代表の選手や古河市出身の真下裕基選手もいて、子どもたちはトップレベルの選手たちの勇士、そしてそして地元出身のスターのすごさを肌で感じました。

こうした障害者スポーツへの関心向上の取り組みは、スポーツだけでなく障害者の人に関する教育にも大きな役割を果たすこととなるでしょうし、これからも全国で開催されていってほしいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部