（2019年9月29日に書かれたコラムです）

現在、各都道府県、地方の団体など「ゆるキャラ」と呼ばれるマスコットキャラクターを擁していることが多いですが、その先駆けはやはり「ひこにゃん」ではないでしょうか。

ひこにゃんは彦根市のキャラクターで彦根城二代目藩主の井伊直孝が飼っていた白い猫をモデルとしているそうですが、そんな「ひこにゃん」と彦根城にまつわるニュースです。 9月25日、滋賀県の彦根市議会で「彦根城」と「ひこにゃん」の管理運営を来年度から民間に委託する費用8億6000万円を含んだ予算案が可決されました。

彦根市では、市の臨時職員約80人が観覧料の徴収や彦根城内の案内、植物の手入れなどをしていて、民間委託にすることで人件費が約1億6000万円が削減される見込み。

また人気の高い「ひこにゃん」の運営も合わせて委託することで、民間のノウハウを生かし、昨年度72万人だった入場者数を90万人まで増やしたいという意図があります。

委託される事業者は、10月以降に公募で選ばれる予定です。

今回の記事を読んで初めて、彦根城とひこにゃんの運営が彦根市によって行われていることを知りましたが。逆に今までよく維持できたなあと驚きました。

民間に委託することで、より事業的になり、更に運営としては円滑にいくことも多いと思います。

ゆるキャラブームが下火？とは言え、根強い人気を誇るひこにゃんはまだまだ観光資源としても大いに活躍してくれるのではないでしょうか。ぜひこの機会に事業を一新し、新体制で彦根城とひこにゃんを盛り立てて欲しいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部